エンジニアはIT企業で働くものだというイメージを持っている人もいるかもしれません。しかし、実際にはエンジニアの活躍できる領域はIT業界に限定されません。
例えば工場で取り扱われることもある在庫管理システムは、知識がない人には利用が難しいものです。そこで工場を運営している側は、パソコンに詳しいというイメージが強いエンジニアを雇うケースがあります。
また、病院や診療所といった医療現場でも医療用の機械が導入されることが多く、その機械を使うためのシステムを使いこなせない医療関係者も多いです。そういった場合、医療業界でもシステムエンジニアが雇われることがあります。
また、IT業界のみならず、他の業界の企業も、自社のアプリ開発を行いたいと考えているケースがあります。そのようなケースでは、アプリ開発を得意としたエンジニアが他業界で活躍することも考えられます。アプリ開発の分野は海外からの需要も高いので、海外企業に就職できるアプリ開発エンジニアも存在します。アプリ開発エンジニアとして活躍する場合、自分で開発したアプリを国内や海外に向けて配信できるという強みもあります。
このように、エンジニアの働く領域は広範囲です。そのため、エンジニアとして働きたい人は、IT業界に限定することなく、あらゆる業界での活躍の可能性を視野に入れることができます。現にAIの技術が進歩している昨今、AIを管理する人材の需要は高まっているので、エンジニアが活躍できる領域はさらに広がっていくと考えられています。